前田金属所のブログ記事
2019 06/20 17:07
少子高齢化が進んでいる現在の日本ですが、併せて労働人口も減少しております。 製造現場を考えてみますと、各製造メーカーは自社の主たる製品をより高品質で、より良いものを作る事に注力すべきであり、限られた人員はその場に集約し、レベルの高い役立つ製品を世に送り出すべきだと私は考えておりますが、減少しつつある労働力は本当にそこに集約できているので...
2019 05/17 08:52
粉砕加工業界は日進月歩でミクロンレベルからナノレベルへと加工レベルが上がっていっております。 数十年前はボールミルやスタンプミルでひたすら時間を掛けて機械を動かし少しづつ原料を細かくしていく方法しかミクロンレベルのパウダーは作る事ができませんでした。ただしこれらは粒度分布の幅が広く不均一であったり、機械の摩耗異物が入ったりといった欠点が...
2019 02/28 14:01
前田金属所が保有している各種マシンをご紹介させて頂きます。 ・粉砕機 カッターミル(HORAIホーライ) メッシュミルHAシリーズ ユーコンU−COMシリーズ XGタイプ EHタイプ カッターミル(三力製作所) ターボミル(フロイントターボ) ピンミル(奈良機械製作所) ピンミル(槇野産業) 竪型製粉機(丸七製作所) ...
2018 12/11 17:33
弊社でナゲット加工として取り扱っております電線には、補強用のピアノ線が一緒にくっついております。 素材の内訳は、・Cu(銅)→電線・PVC(塩ビ)→被覆材・PE(ポリエチレン)→被覆材・Fe(鉄)→補強用ピアノ線 弊社ではこれらの4種類の素材を全て綺麗な状態で取り出し、それぞれをリサイクル材にまわしております。 過去には、高圧電線用のア...
2018 10/25 14:28
前田金属所では鉱石や鉱物の粉砕加工も承っております。 原料サイズに関しても砕石場から採れるような1mを超えるような大きなものから手のひらサイズの原料や砂状のものまで何でも受入れ可能です。 大きいサイズのものは、破砕機と呼ばれるジョークラッシャーやコーンクラッシャー、片手に乗るようなサイズですとロールクラッシャーやハンマーミル、手のひらに...
2018 07/18 10:21
技術革新のスピードは日進月歩です。 モバイル機器のみならず、ありとあらゆるアイテムがどんどん『軽小短薄』化しております。※『軽小短薄』・・・文字通り、軽く・小さく・短く・薄く。 その中でもフィルムや金属箔の役割はとても大きく、数ミクロンでも薄くする事ができれば積み重なって大きな差となります。 またフィルム厚・箔厚を薄くする事で更なる機能...
2018 03/23 17:42
以前の記事にも記した通り、中国への雑品類の輸出に関しての規制が厳しくなっております。 環境の為にリサイクルをしよう!という流れの中でリサイクルする事で環境を破壊しているのでは?という何やら矛盾したことが起こってしまっているのが現状です。ただし、これは中国内でのリサイクル業者の雑な部分が原因であり、リサイクルコストの面での懸念はありますが...
2018 03/02 10:25
今までも私たち、前田金属所で出来る事をお伝えしてきましたが、今回もそのうちの一つをご紹介します。 ご紹介するのは、粉体・粉砕品の小分けや詰め替え作業です。 前田金属所では受託粉砕加工をおこなっておりますが、業務を請け負う際にお預かりする原料はフレキシブルコンテナ(略称=フレコン)に入ったものがあります。このフレコンは通常サイズで1000...
2018 01/12 17:21
昨今の中国へのメタルスクラップ輸出に関する懸念が広がっている中、国内のリサイクル業界も色々な方向へと向かいつつあります。 輸出業務を削減し、国内リサイクルの更なる増強を考えている会社や、中国以外への輸出を狙っている会社、はたまたリサイクル(メタルスクラップ)の扱いをやめてしまう会社など、業界にいてもどちらが正解なのか見えにくい状況で...
2017 10/02 16:05
前田金属所の粉砕技術のご紹介です。 粉砕案件でも難しい内容の一つに無機繊維の粉砕があります。 特に数~十数ミクロン程度の太さの無機繊維をお客様の要望に合わせた繊維の長さに粉砕するというのは難しいものです。どういう点が難しいかと言いますと、 ①細い繊維を粉砕して繊維の長さを残す。残す繊維の長さが数ミリ程度であればシャーリングでカットする...