◎安養山 往生院 勝念寺と号する浄土宗知恩院末の寺院です。
◎織田信長公が深く帰依した貞安上人によって天正十五年(一五八七)に開創されました。
◎織田信長公より賜わった仏様が伝えられています。
◎身代わり釜敷地蔵尊は、地獄で釜茹でにされて苦しんでいる人の身代わりとなって、自ら煮えたぎる釜の中に入り、苦しむ人の苦を取り除き、幸せへと導いて下さるお地蔵様です。江戸時代より「かましきさん」として信仰を集めています。
◎例年4月8日午前10時30分に「釜敷地蔵尊供養会」が行われます。
織田信長公より賜った秘仏閻魔法王自作霊像の御開帳があります。
一般の方が秘仏閻魔法王自作霊像を拝観出来るのはこの日だけです。
身代釜敷地蔵尊を近くで拝観できます。
当日古い版木から手刷りした御影の御札が授与されます。
甘茶接待もあります。
◎閻魔法王自作霊像は、善い行いをして皆が極楽に往くことを願うという、閻魔の真の心を伝えるため閻魔自身が慈悲の相に彫ったという、手に握れるほどの珍しい小像です。
◎多羅観音菩薩(金銅天竺仏坐像)は観音菩薩の瞳から生まれました。女性の姿をして、苦しむ人が何処に居ようとも探し出し、あらゆる方法で救済されます。多羅仏母、救度仏母とも言われ、親しみやすく、小さな悩みごとも打ち明けたくなる母性溢れる仏様です。
◎天明年間伏見奉行の悪政を幕府に直訴する計画に加わり獄死した、義民柴屋伊兵衛の両親と先祖の墓があります。
◎9月の萩の見頃には道行く人に萩を振る舞う「萩振る舞い」として門を開放しています。